■本村睦幸リコーダーシリーズ第14回

CDリリース1年後の再演!

ナポリのリコーダーコンチェルトチラシ画像

緊急事態宣言の要請に従い、入場を定員の50%までとし、お客様には9時までにご退出いただく形で期日通り開催いたします。 また、マスク着用と手指のアルコール消毒をお願いし、発熱されている場合のご入場はお断りすることになるほか、当日の現金やりとりを避けるため、チケットレスで、料金は事前の振込をお願いし、当日券の発売もありません。ご予約は、5月26日(水)の夜までとさせていただきます。下記リンク先のフォームよりお申し込みください。
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アレッサンドロ・スカルラッティ:ソナタ 第7番 ニ長調
ロバート・ヴァレンタイン:ソナタ 第2番 変ロ長調
ドメニコ・ナターレ・サッロ:コンチェルト ニ短調
ジョヴァンニ・バティスタ・メーレ:ソナタ 第15番 ヘ長調
ニコラ・フィオレンツァ:コンチェルト イ短調
フランチェスコ・バルベッラ:ソナタ 第3番 ハ長調
フランチェスコ・マンチーニ:ソナタ 第19番 ホ短調

本村睦幸(リコーダー)
with ジュゴンボーイズと仲間たち
中丸まどか・天野寿彦(ヴァイオリン)
佐藤亜紀子(バロックギター&テオルボ)
山本徹(チェロ)
根本卓也(チェンバロ)

2021年5月28日(金)
19:00開演
ルーテル市ヶ谷ホール

(市ヶ谷駅より徒歩7分)

席数限定¥5,000

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電話や通常のメールでのご予約・お問い合わせ先は、チラシPDFをご覧ください。

近年、ナポリの18世紀音楽についての調査研究が大きく進展しています。社会史的な調査も行われ、図書館に眠る未整理の手稿譜の山から未知の傑作が再発見されることも、それらが300年ぶりに再演されるのも珍しいことではなく、それによって音楽史観が変わって行くという面すらあります。古楽の中で最もホットな領域の一つと言って良いでしょう。その中には、リコーダー作品も多く含まれ、リコーダー音楽の新たな沃野が開かれた感があります。 このプログラムには、2つのヴァイオリンと通奏低音を伴うリコーダー協奏曲のうちから、すべて異なる作曲家による7曲を選びました。オペラの町の作品にふさわしい歌い語るフレーズ、心象や情景を彷彿とさせる曲想、斬新なハーモニーと均整のとれた厳格な対位法、それら全てに溢れた作品です。そして、同じ時期に同じ町で書かれた同じ編成の曲でありながら、どれも異なる魅力を放っています。 また、これらの作品を演奏するに当たって、リコーダー製作家の斉藤文誉氏に、自身が2013年に行ったイタリアのバロックリコーダー調査に基づいて複製を作っていただきました。1本は19世紀にはかの有名なロッシーニが所有していたというナポリのリコーダーのコピー、もう1本は同時期のヴェネチアの製作家N. カステルの楽器のコピーです。オリジナル通り、現代のピッチより約4分の3音低いa’=405ぐらいのピッチでつくられたこれらの楽器は、リコーダーのことを示すフラウト・ドルチェ(甘い笛)の言葉通り、甘く美しく表情豊かな音色を持っています。そして、それは、これらの協奏曲の譜面の奥にある曲想を直感的に引き出すに当たって、素晴らしいヒントを与えてくれました。作品の魅力をよりより一層ご堪能いただければ幸いです。どうぞお楽しみに。(本村睦幸)

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