中野のSpace 415で、トークを含め、休憩なし60分のプログラムを１日３公演行う「小さな室内楽」。第29回は、コレッリのソナタを中心とするプログラムです。コレッリは、17世紀末から18世紀初頭にかけて、ソナタ集や合奏協奏曲集を出版し、決して多作ではないにも関わらず、ヨーロッパ中に影響を与えました。コレッリ以降の作曲家がソナタを作曲するときには必ずコレッリを範としたと言っても過言ではありません。中でも、1700年の作品５のヴァイオリンソナタ集は編曲版も数々出版されています。リコーダー編曲版としては、ロンドンのウォルシュが1702年に出版した後半６曲と1704年に出版したドイツ人作曲家ペツによる第３，４番が知られています。これらからそれぞれ１曲ずつと、1754年にパリで出版された前半６曲のフルート版からも１曲選曲しました。
そして、今回のチェンバリスト三和睦子さんが選曲された曲は、今年が没後250年にあたるスカルラッティのソナタに加え、音楽の庇護者として有名なトスカーナ大公子フェルディナンド・デ・メディチが自ら書いた作品という大変興味深いものです。今回もどうぞお楽しみに。
お茶、ジュース、ワイン、おつまみなど、ご用意してお待ちしています。
アルカンジェロ・コレッリ：
ヴァイオリンソナタの18世紀編曲版より
ソナタ 作品５の４
ソナタ 作品５の５
ソナタ 作品５の10
フェルディナンド・デ・メディチ：
プレリュード （チェンバロソロ）
ドメニコ・スカルラッティ：
ソナタ ニ長調 K 492 （チェンバロソロ）
2018年４月20日（金）
休憩なし60分のトークコンサート
同プログラム３回公演
昼 13:30開演 (13:00開場)
夕 16:00開演 (15:00開場)
夜 19:40開演 (18:00開場)
Space 415
http://space415.info/
（中野区新井2-48-12）
JR中央線／東京メトロ東西線
中野駅北口より徒歩13分
野方警察署近く、区立野方児童館の隣
「芦野」の表札がある入口を入ってすぐ右の建物の２階
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